詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
舞
廻り来てもう何個めか年ごとにややビター増す妻のチョコかな
9
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煩悩
春、若者は守護精を狩る旅へ立つ飢えても鼠は狩ってはならぬ
7
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つゆふみ
カーナビに導かれた夜「除染中」旗手招きす山木屋の前
18
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ななかまど
満作の黄色の糸は奔放に春をからめて君を待ちおり
4
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石澤健
子一人の父になれない現にて妻と一緒にシャボン玉吹く
33
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石澤健
気づいたか気づかされたか不条理に殺されていく知ったつもりで
7
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滝川昌之
一度固辞二度の内示で諦めて辞令一枚どこへでも飛ぶ
19
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コタロー
冬木立合間合間を飛びながら見知らぬ鳥が歌つてをりぬ
4
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可不可
口喧嘩にげだす彼女つかまへた積りが私の腕だった間ぬけ
5
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詠み人知らず
翌朝に目覚めぬくすりくれといふ卒寿の母と半日すごす
5
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cancer
橙の木を火にかえればともしびに ならばきみはいま燃えてるんだろう
4
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詠み人知らず
それぞれにみやげもちより歌会するそのなはおかし「しろのくちもち」
3
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紫都姫
空よりも なほ余りある 青さにて 我致したる 事の愚かさ
7
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滝川昌之
火葬待ちほぼ初対面の親類と伯父を偲べば途切れて黙し
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ななかまど
薄氷かかとで割りぬ幼き日鋭き音のまた聞きたくて
8
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夢士
教室に行かねばスマホ使えない電話会社のコマーシャル見ゆ
14
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cancer
死にたいも辛いも無理ももう全部大丈夫にする魔法をかけて
5
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cancer
ふたすじの涙で流せるくらいならふたりの出会いに意味なんてない
5
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cancer
朝が来ない日だって少しはあっていい終わらない夜をどうして過ごそう
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cancer
君からの手紙を何度も読み返すずっと前から泣いてた気がする
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