螢子のお気に入りの歌一覧
紫苑
硝子砂もて描かれし魚の尾のそよぎて涼し花瓶のはだえ
15
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河のほとり
夕風に乱るる野べの行くすゑに宿りも知らぬ旅人の影
12
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河のほとり
わが千たび物思ひ暮らす宿りにはただ村雨の雲ぞ訪らふ
13
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さくらこ
海までの道の途中で逢ったから溺れるだろうって思ってた
5
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こはぎ
いつまでも続かぬはずの恋だった 終わりの日なんて見ないふりする
3
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恣翁
頁繰る 音すら消ゆる 圧力に 支配されたる 午後の図書館
29
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聴雨
ほの揺るる蝋燭の灯を中にしてむかし話の花咲くゆふべ
18
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栞
秋物のかばんの底に隠れてた映画の半券 過去になる恋
7
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まるたまる
ひさかたの嵐に身をば固くして自由な風のコーラスを聴く
7
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緋色
指先に寂しさだけが集まってあなたの夜を穢してしまう
24
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たんぽぽすずめ。
時として空をくっきり描ければ景色の歌へ情けも滲む
24
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紫苑
箒音のそこ此処に立つ野分晴濯がれし空とほくにありぬ
15
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ふきのとう
寒いねと衿を合わせて挨拶すそぼ降る雨に足元濡らし
12
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まるたまる
甘えたら肩甲骨の裏側に隠した心が隠せなくなる
19
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七色コイン
我はただ包み込むのみ同胞を胸のチャクラの開けるうちは
7
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光源氏
亡き人をしのぶ宿りの村雨にいとせきがたき秋のゆふぐれ
12
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笑能子
彼岸花道を教える如く咲き迷える雲をただ笑うなり
6
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みやこうまし
涼し夜に甘き夢見て寝返れど触れる人無く夢にも帰れず
16
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晴流奏
かけっこはがんばったってビリなのに母はエールを唐揚げに込め
8
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晴流奏
君の目の輝きに似て悪い事するには明るすぎる満月
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