詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
可不可
自責点ゼロのピッチャー打ちこんで春の雪辱はたした球児
5
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高松 蓮
十日ぶり いつもの時間の おむかえが もはや日暮れで 晩夏を思う
4
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詠み人知らず
道すがら花稻豐かに田を滿たす夕風いざなひ香りを散らす
11
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滝川昌之
二学期を指折り数え待つ親と鬱色深めふさぐ子どもと
17
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コタロー
町内の公民館に人だかり老人ばかりラジオ體操
6
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恣翁
白昼の 森閑とした 病院の廊下に響く スリッパの音
16
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コタロー
朝ぼらけ農夫の被る麥藁帽遠くに見えて上下に動く
6
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KEN
をとこへし 袖ふる影を 偲ぶにや 夏の終はりの 時の籬に
10
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へし切
吹く風の日ごと秋めく朝露に濡れて移ろふ月草の色
16
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横井 信
ひっそりと実り始めた青柿にまだまだ夏の光が注ぐ
16
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只野ハル
猛暑日の暮れて庭木に水をやり我が身乾けば麦酒を注ぐ
10
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可不可
浴衣の華さき乱れても男子には 美味さう生春巻だ
3
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滝川昌之
寝苦しくリモコン探す俺の手の届かぬ先に逃がすか妻よ
14
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詠み人知らず
通院の電車内すずしき座に着けば睡魔おそいて乗り過ごすことも
9
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煩悩
花束を背にくくりつけてください 誰か この明るい街の歩道で
6
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千葉 甫
影を見て思い途切れて眼をやった窓の外行く揚羽の光る
5
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河のほとり
行く水も風も止まらぬ谷川に手向けと見ゆる波の白木綿
9
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河のほとり
なつかしき友に会ふごと夏山の小川の声をたづねてぞ行く
10
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夕夏
めいかはあじわいぶかいがうまいとはかぎらないおちゃかいのおちゃがし
3
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家鴨あさ子
笑ったり泣いたり君は忙しく多忙な日々に色を塗りゆく
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