水月のお気に入りの歌一覧
コタロー
寒風に選擧ポスター色褪せて笑顏のままで風に捲れる
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コタロー
粉雪が舞ひ散る中を老人が荷車を押す買ひ物歸り
8
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灰色猫
全力で主役を生きた十代が今でもわたしの背中を叩く
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灰色猫
鬱だよと話しかけても猫くんは遊んでほしいと膝で甘える
27
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萱斎院
ゆるびけり せせらぎさそふ梅の花 うたかたきみが影ぞうつろふ
13
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夢士
朝の陽にコート脱ぎ捨て外歩き春まだ遠き午後の北風
16
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吉野 鮎
膝まづき右足包み祈る丈夫の肩先ふるへ背負ひきしもの
16
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舞
貴女へと手折りし花に添えるべき秘してまだあり言の葉ひとつ
8
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夢士
如月の空青くして花水木つぼみ数多に春を待ちをり
16
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へし切
春されば山の杉生の花だより聞くだに厭ふかゆし眼に
19
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コタロー
片方の手袋のみが落ちて居りもう片方が何處で泣ゐてる
3
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舞
ひと恋す遠き記憶の手向けとす触れれば消える雪ひとひらを
15
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夢士
雪解けて野の花便り春の声節分草や雪割一華
13
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へし切
「明日からどう働くか決められる」言われて君は自由に縛られ
23
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舞
埋もれつつ雪の色へと染まりつつ夢も閉ざしつひと日終わらせ
8
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へし切
遠目には枯木とまがふマンサクは近づき見れば金縷の花に
18
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萱斎院
なぐさみにきみがつくりし雪まろげ あと絶ゆ庭にひとり消えゆく
9
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舞
たまゆらの永久には短しひとの代のひと恋う夜のみうつせみの時
7
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夢士
みぞれ落つ雲衝きぬれば大宇宙上弦の月輝きをりぬ
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萱斎院
かすみ立つ ゆきげの水の早む瀬に うたかたむすびやがて消えぬる
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