矢車菊のお気に入りの歌一覧
月虹
我もまた自然の一部と成りにけり樹木と共に雨に打たれつ
49
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月虹
普段着の貴女がやけに嬉しくてそれはおそらく特別な恋
38
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石川順一
葉桜に鳥は蜜吸ふために来る河津桜の開花の早し
17
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詠み人知らず
萎るれば萼むき愛づる 花弁の付け根のビーズの如きかはゆさ
11
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石川順一
ジョウビタキ梅の木に来て遠くから眺める我は気付かれないかな
13
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深谷真雪
雨音の一つひとつを聴きながら自分の罪をかぞえる真夜中
12
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舞
ススキノのネオンかしまし彩りを写し鮮やか降る名残り雪
9
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滝川昌之
壮大な墨絵のような雨雲が水平線から浜を窺う
18
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詠み人知らず
切なさが溶け出しそうで目を瞑る 灰白色の淡つかな空に
13
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舞
止まらなきゃ何時か着けるよ一歩づつ歩み歩めばたとえ転べど
10
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石川順一
原文の朗読を聞く古事記から神道の意味すめらみことが
13
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灰色猫
いつまでもふたり一緒と誓ったねあなたがいない春が咲きます
24
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滝川昌之
枕木は空を見上げて過ぎし日の耐えた重みにふと息を吐く
24
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へし切
春ごとに花は咲くとて誰や見むいろはにほへとかひなからまし
23
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夢士
春彼岸白木蓮の風にゆれ冷たき水や洗う石塔
19
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秋日好
不埒なら開いてくれる読者あり引力足らずの妄執の行方
13
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秋日好
慾すれば言問へ春の短さを歎く五月雨空に蓄ふ
14
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石川順一
鱗だと思える雲が空を占め秋の大空を枝透かし見る
14
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へし切
世の中に宮仕ふひとの勤めとて命にかえるもののあるかは
22
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灰色猫
数万の歴史の果てに託された歌を託して死んでゆくんだ
22
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