リンダのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
色のない二月の森の静けさに心細くて君の名を呼ぶ
17
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村上 喬
雪の華空の青より舞い降りて瞳の中にふっと溶けゆく
16
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只野ハル
葉牡丹の隣の畝に葉の花が咲き始めてる寒風の午後
11
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悠々
こころざし、おとろへし日の、林ゆけば そちこちの枝、冬芽見へたり。
13
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詠み人知らず
イライラと順番待ちをする吾も赤子の笑みに心鎮まる
15
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都詩
父親と向かいて黙し蕎麦すする母の手術も無事に終わりて
26
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へし切
寝床まで月を入れてぞ寝るとする独り老い身の寂しき夜は
29
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月虹
木漏れ日のようにあなたを抱きしめた言葉を超える瞬間が好き
62
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詠み人知らず
引っ張られ指に食い込むレジ袋 かさかさ鳴って 帰路を急かせる
18
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銀ねず
いつ来るか知らない本気はさておいて生きたいように生きればよろしい
9
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紫草
「寝ようか」と声掛けくるる夫のいて「寂しい」なんてどの口で言う
25
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悠々
たそがるる木立に夏は暮れのこり蜩の聲さらにはげしき
13
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村上 喬
そこはかとない虚しさに抱かれて君が静かに目を閉じた海
15
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桜井凛香
ケータイもクルマも時計もリモコンも使用禁止の満月の夜
10
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紫苑
眼ふかく傘をさしたる人のあり夜のひかりを逃るるやうに
12
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卯月
地球儀をくるくる回し「ようちえんはどこにあるの」とみーちゃんが訊く
26
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もなca
ままならぬことがあるのだ炎天をゆけば彼方に揺らぐ逃げ水
18
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朝がお
墨と香のやわき文字の連綿はほつれて解く愛の折り絲
11
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からしニコフ
「この次にお会いするのは四年後」と挨拶交わしつ最後かもとも
3
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あまおう
Tシャツの袖からこぼれ落ちそうな 桃よりまろき きみの二の腕
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