片井俊二のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
教わった漢字を全て放り投げひらがなだけのひにかえりたい
23
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すばる
この恋は定員二名でございます 駆け込み乗車お止めください
17
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詠み人知らず
列をなし命の糧を運びゆく 吾の足など気にせず蟻は
22
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日向猫
こころには心の終の棲家あり現身の在る場所とはべつに
46
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香月
風立ちてさやかに触れし残り香の懐かし胸のほてり僅かに
5
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律
やわらかな日々が放物線描き、誰かに届くやさしい気持ち。
8
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詠み人知らず
こう見えて弱気なのよと言いながら視線であなた刺してあげます
5
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春琴
溢れ出る 言葉紡げば うたとなり 風に空舞い 君のもとへと
5
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紫苑
ひとふでの砂絵にこもる祈りこそとなりびとへの思ひとぞ知れ
20
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河のほとり
悲しびは風に消えゆく空の雲常なるものの世にはなければ
10
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紹益
月明かり バチを踊らす 若衆の 鍛えし背に 光る玉汗
23
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紫苑
かの薔薇は朱に染まりぬ。ぬばたまのこよひ五月の雨に抱かれて
15
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斑鳩入鹿
目覚めては命の続き今日もまた甦る日々受け止める日々
3
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すばる
満月のほんの少しの欠けさえも気付くあなたよ 髪切りました
10
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紫苑
風の引く斜線のゆれてあまびこのやさしき音の窓を拍ちをり
14
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更紗
行く春は薔薇の香りを風に乗せ切なく甘い記憶を残す
12
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春咲
人知るや 思ひ草にて 忍ぶれど 鳴かぬ蛍の 身よりあまりて
14
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環
青条揚羽の青あざやかに閃いてあたらしい夏のおとづれを知る
6
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ふきのとう
幼子はしろつめくさの首飾りを宝のようにかけてくれるや
19
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詠み人知らず
甘やかな星が降るのを待っている蒼い小部屋に鍵もかけずに
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