亜希子のお気に入りの歌一覧
もなca
本当に知りたいことは聞けなくてよどむ淵から探る水底
29
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もなca
苦しくて泣きたい時に文字数を数える吾はかなりおかしい
36
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もなca
散らかった思い出たちを整理して背すじを伸ばしたくなる四月
29
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もなca
たんぽぽの綿毛のような幼子の髪ひからせて若葉風ゆく
12
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もなca
「きさらぎ」の響きが好きと言うきみとたどる川辺の水面きらめく
36
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紫苑
諍ひも交はすことばもなきままに空心菜のはつかな湿り
8
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紫草
頭の中にたった一羽の海猫の遠く鳴きゆく声とめどなし
14
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あまおう
立夏過ぎ入道雲は膨らんで白いTシャツきみに逢いたい
22
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あまおう
待ちわびた夏の扉のその先にきみが素足であったらいいな
24
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あき
漆黒の猫が横切る坂道も可愛かったらゆるすしかない
18
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あまおう
サヨナラの理由も聞かぬサヨナラは跡を引くから聞いときゃよかった
20
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紫苑
冬薔薇なにゆゑ芽吹く過ちのゐたみはやがて身に降るものを
28
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紫苑
我せめて恨まぬ者でありいたし愛せぬまでも赦せぬまでも
30
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紫苑
散り敷ける沙羅の白花ひと日もて尽くるいのちに悔いなくも見ゆ
32
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紫苑
携帯の声くぐもりて真夜中の雨はふたつの町をむすべり
31
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紫苑
ひと夏の青き想いを閉じ込めて息づきやまぬたんぽぽのお酒
24
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紫苑
はな伝ふ書にまなびをり枯れ花の死していのちの凝れることを
29
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紫苑
炙らるるままに溶けゆき目を遣れば熱波に歪むキャラメルの町
32
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紫苑
うたに詠むかげと己の生きざまに乖離あらざるや世のうたびとよ
43
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蓬ヶ杣
透き通る 空を映せり田園は 無限の水深 四角き海よ
2
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