紫水大夫のお気に入りの歌一覧
はなはな
汗をして青葉もみじの木漏れ日の瀧しぶき受け空へと流す
11
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たると
季節なき花屋へ時候の便りかな迷い入りたるシオカラトンボ
22
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聴雨
もう二度と開けてはならぬこの箱に毎日みたいことばもつめる
15
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恣翁
あどけない 瞳の奥の 無自覚な 悪意で誰かを 傷つけるんだね
69
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光源氏
命あらば心根明かす和歌の浦あの世を照らす月と思へば
26
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舞
夢一夜 味わう君の肌かたく 漂う心隠しているの
4
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光源氏
うらうらと照りて漕ぎゆく舟のあと隠らふ花に比良の山風
19
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光源氏
火もあらば室の八島の八咫烏 煙の波をへだつなりはひ
16
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光源氏
生を受け試行錯誤の醉ひの日々夢に夢見る歌の通ひ路
27
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水島寒月
熱風を巻きて怒りに膨らみて銀と光れる夏雲の立つ
4
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水島寒月
理不尽を堪うるべきや夜半の雨叩ける音をただ聞いて居り
5
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水島寒月
木落しの坂を落ちゆくみ柱に取り付く人らもろともと落つ
2
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聴雨
何もかもかなぐり捨ててふて寝する悪あがきなどに苦笑いして
14
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はなはな
自らを 閉じ込めていた枠外し 新しき世界見る勇気持つ
11
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加祢
まつ直ぐに水吸ひ上げし樹の音を吾が身すら意のままならず聞く
31
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浅草大将
これやこの止るも行くも風任せ帆を張る舟は同じなれども
16
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浅草大将
返り見はせとの日暮もうら侘びて古巣をなみの千鳥なくかも
12
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光源氏
しがらみは重波の川に敷くものぞしげし心でしこなしは出来ぬ
17
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光源氏
さかしらのさきがけ人のさくじりぞさげしむことのさこそ覺ゆらめ
15
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三沢左右
唇をうるほし はたり ひとすぢの高き空より夏の雨水
20
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