まるえふのお気に入りの歌一覧
横雲
春の野に恋の味てふ蕗の芽をそぞろ探りて背の温かし
8
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恣翁
両の手を 頭の後ろに組みながら 顰めっ面で歩き回れり
26
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粕春大君
春もなほ雪ふることに文机を窓辺に据ゑて学べ若人
26
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紫草
賑やかな通りを過ぎて帰路につく待ち人の在る家の恋しき
23
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只野ハル
枯れ残る狭庭の草のその根元雨水に濡れる芽の柔らかき
6
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文麿
齒に附きしオクラの種を噛みしめばかすかに澁し誰ぞ知るらむ
4
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もなca
ゆっくりとガラスの底へ沈みゆくぬくもり恋しい真冬の金魚
25
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詩衣
雨の日に君と入った傘の中 少し濡れてる君の右肩
33
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みやこうまし
恍惚の無理を言うのを耐えて聞く幼児帰りになすすべも無く
20
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まがね
閉店前来店の客急に増え笑顔崩さず小声で毒づく
12
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紫苑
氷雨ふる穢土のひとよをきさらぎの凍えるゆびに息を吹きかく
14
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いり子
泣きそうな私に花束買うくらい男前なの今日の私は
7
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いり子
詠まないとやってられない夜があり各駅停車選んで帰る
9
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もゆや
寝つかれず音を探した午前二時冷蔵庫の音抑揚もなく
3
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みやこうまし
桜芽の徐々に膨らむ御所の庭三寒四温の温の勝れば
14
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三嶋
指先で文字盤に触れる間にも 言葉はセピア色になりゆく
18
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冴ゆ
君の目があの子ばかりを見ないようオレンジ色のスカート履いた
3
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浅草大将
借りてきた猫を小判で手なづけて猛獣使いがリストラされた
12
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桜園
歌詠みて梅美しきを知りけるに自然愛でるる歌はすばらし
23
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もなca
きみに寄せ弾く夜想曲つむぎゆく音はたゆたう月明かりの果て
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