詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
長雨に潤う木の葉は煌めいて夏を告げつつ濃さを増しおり
25
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中野美雄
癌病棟の果ての大窓 山の間に 今ゆらめきて火光の立つ
9
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詠み人知らず
何故捨てた 何故捨てたのよ 戻し汁 どうせ美味しく出来ませんけど!
21
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inosann
代役は絶対にない当たり役わが人生の主役は「私」
27
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まあさ
青楓の 枝にしっかり しがみつき 蒸暑に耐える 蝉の抜け殻
21
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ふじこ
いつの世も変わり変わらぬものばかり同じ景色はひとつもあらず
11
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紫草
あきらめは珈琲碗の温もりが次第に消えてゆくようなもの
23
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関山里桜
片付ける 埃をかぶり積まれたる己の怠惰に激昂しつつ
9
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士心
寂しいと素直に告げたその日から 君にいうべき言葉を失くし
7
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なかしぃ卿
封じ込められし姿は化石にぞ似たる香ばしえびせんの意地
8
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千映
百均の向日葵造花一本をどこに付けよか仮装の夜に
13
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千映
赤々と五山の護摩木それぞれのこころ託して燃えて候
17
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滝川昌之
夏休み子供も見れる中継で国のトップがならべた御託
21
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大野 冨士子
夏休み旅行どころか外食も 珍しかった 昭和の子供
115
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さへき さうじん
耳遠き母と話すに難儀する 声張る気力無きこともあり
12
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詠み人知らず
入口はあったのに出口見えなくてうたの世界にしばらく迷う
8
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詠み人知らず
綿すげは雲海の如ひろがりて木道を歩く心浮かれつ
23
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中野美雄
死の影の露にみえて驚きぬ身に潜むとは知りてをれども
9
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恣翁
月のなき山間の湯に 晦冥の 思はぬ重さで迫りたるかな
14
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へし切
言の葉を並ぶばかりの政 こんな人にも もう ばれちゃうね
16
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