武蔵野のお気に入りの歌一覧
うすべに
春立つ日 風寒くても朝焼けは桜の色にほんのり染まる
10
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あゆか
白菜の時短料理は帰宅後のわが味方なりもやしと湯葉も
6
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ななかまど
これほどにコロナ以前のわが生活ありがたきこと今更に恋う
11
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可不可
セーラーのスカーフ上手く結べたら 朝の一歩も軽い爪先
6
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大埜真巫子.
宙に浮かぶ 言葉の切れ端 つかまえる 自分の言葉に 変換させる
102
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大埜真巫子.
突然の 訪問者には 結界を 張り巡らせて 弱きを守る
58
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大埜真巫子.
どこまでも澄み切っていく精神は 時に つらい 濁りもせずに
55
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大埜真巫子.
マニキュアを しない爪の幼さは しばらく忘れていた うつくしさ
64
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大埜真巫子.
一日を ただ生きていく ひたすらに まっすぐのびる 枝のように
83
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へし切
明けぬ夜も やまぬ雨とてなき世にも 神ぞ鎮める悪霊の闇
13
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名鈴
草の陰 親憂ふらむ 何時と無く 涙に沈む 一つ娘に
10
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名鈴
世に住むる 力無けれど 契りこそ 縁と思へば えしも捨てられず
12
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灰色猫
敗戦の農兵たちの亡骸に天使のように綿雪は降る
14
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灰色猫
誰しもが心の奥に懐かしき山を抱きて強く生きゆく
11
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灰色猫
心地よき夜の浜辺の星砂の粒のひとつを静かに生きむ
11
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灰色猫
心には鍵などあらで初めより開かばそこに自由はありき
10
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可不可
蒼白い同志に抱かれて眠りたい カラフルな服は脱ぎ捨て
7
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ななかまど
田の株を冬に残して立春は田面ひろく雪おおう朝
10
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つばす
日本中大きな声で「鬼は外」 何て言えない静かな節分
3
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名鈴
あぢさはふ 夜昼知らず 心乱れ 浮きぬ沈みぬ 澄む暇なく
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