詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
寒さから夏が恋しという子らの りんごほっぺの優しいお日様
7
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へし切
こごり立つ土をもたげた霜柱 踏まず能わず 年甲斐もなく
20
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詠み人知らず
「もし君と」 何度も過ぎる願い事 叶える時間も 過ぎて止まった
6
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角谷守
コウイカが寿司屋を廻る速度だけ測っていたよ(入れ代わっても)
3
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角谷守
少年はカラスを避けて道をゆく(体の中の闇に怯えて)
4
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角谷守
クワガタに無季の果実を与へては季節をひとつ殺めし夕べ
4
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角谷守
デパートの壁に埋まった化石だけ僕と似ているような気がする
6
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角谷守
きっと僕、本棚の端で倒れてて、どう並べても倒れる本だ
6
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工藤吉生
税抜きにすれば安いが税込みになればそうでもない工藤です
6
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秋日好
積み置かれ読まれもせずに他の本のブック・エンドになってる私
16
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秋日好
真白なる霜は解けずまた凍る陽射しは地平を眺め過ぎ去る
18
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秋日好
寒風に 着物引き寄せ 森歩く 野花まばらの 下萌え茂り
12
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詠み人知らず
縁の母 そこの心ぞあたたかき 物の怪つつむ吾子愛づるがに
14
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詠み人知らず
コトコトと煮る あぶらげと焼き豆腐 貧しき身には上等なる肴
14
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詠み人知らず
ひたすらの学びが結実 「何のため」 忘れず進めそれぞれの道
12
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詠み人知らず
ゆらゆらと ふふまるままに流るれば 掬いし君の手中にひらけり
12
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灰色猫
高き背の祖父の血潮を受け継いだ己の影におもかげを見る
20
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灰色猫
翳りゆく斜陽の空へ消されゆく紫煙に君の香り想いて
18
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灰色猫
伸ばす手が雪の奈落に届いたら君の温度は戻るでしょうか
15
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秋日好
朝露の霧立ち上る昼間までこの褥にて身をつくしやれ
15
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