青き銀椀のお気に入りの歌一覧
横井 信
葉桜に変わる街並み ゆるやかな風にふわりと花びらは舞う
15
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灰色猫
新たまをスライス塩とオリーブとツナ缶マヨで美味なるサラダ
21
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粕春大君
わたの原沖辺にわたる白舟の波さへ朱き御社の影
15
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夢士
池の面に古木の花の散り敷きて番の鴨のゆるりと進む
20
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松本直哉
時じくの雪ぞふりけるこまとめて袖うちはらふはるのゆふぐれ
10
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夕夏
いのちにもぶらっくほーるともなうやあまたのせいをすいつくしおり
6
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詠み人知らず
春風のかけぬく花の散るを掌に受け平成の春惜しみたり
13
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天鳥
駅弁がならぶ売店親子連れあれだこれだと指さし悩む
7
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滝川昌之
大きめの一年生の制服の伸びしろ分の親の願いよ
19
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幸子
茎伸ばし木質化して翌年も版図拡ぐる蔓ぞたくましき
15
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詠み人知らず
花びらの囁くやうに「さよなら」と吹かるるままに小徑に散りゆく
14
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幸子
緑から赤へと駆けるグラデーショントマトは真夏めがけ連なる
23
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幸子
木々の葉の皆輝きを主張して飛鳥山にも夏の来にけり
21
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KEN
木隱れに 春告げ鳥の 聲ひとつ 枯れ蔦からむ もののふの墓
21
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芳立
虫けらも朋と知るべし花のしたにわが身が骨とならむ折りには
8
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更紗
さよならを わたしから言わせようとする その優しさが残酷なのです
7
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横井 信
足早に通り過ぎてく路地裏に花びら積もる小さな社
19
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灰色猫
夜の海へふたり夢見て漕ぎ出せど愛の国など見た者はない
21
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光源氏
風さそふしぐれに揺らく山桜名残を惜しむ入相の鐘
16
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詠み人知らず
笹舟を小川で流した幼日の吾子の笑浮かぶメランコリーの春
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