春咲のお気に入りの歌一覧
falcon
はがくれに春のかたみのいろそへて熟るる初夏の実おもかげにほふ
17
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桜園
友の声聞けば電話の受話器ごし涙ぽろぽろ弱き涙腺
22
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ふきのとう
父逝きし歳を迎へて今さらに無念のうちをおしはかる夜
38
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水面
みをこがし 薫煙のぼる さしも草 さしもしらじな 熱ぞ伝うを
2
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水面
人の夢 はかなむ者も あるけれど 伴う意志の ありようにこそ
1
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水面
咲き誇る 数多の中に あったとて 一際香る 愛しき一輪
2
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水面
寿命など 知らぬからこそ 面白い 無駄、遠回り それもまたよし
11
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舞
寂しくばせめて許せよ君の名をつぶやく夜の雨は優しく
7
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潮月繁樹
ゆく川に流せし胸のわだかまり濡れて尚待つ霧雨の中
8
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只野ハル
口撃に対する最大の防御は可能な限りの沈黙の維持
8
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文麿
刻々と色移りゆく夕暮れに君のおしやべり聽く幸せを
9
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律
きみ想う心にさざ波 つま先でプールの水面を揺らすくらいの
6
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聴雨
あを梅の香に懐かしき花の頃夜ごとにものを思はざる頃
9
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桜園
去年の冬かれし蘭の鉢植えに新芽伸びたり命きらめく
16
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胡桃
「過ちを繰り返しては またひとつ大きくなれる」 と語る背中
9
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胡桃
あの人に言えぬ気持ちを抱いたまま また夏服に袖を通した
11
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胡桃
一人泣く 冷たく暗い夜を越え 笑える時が来ると信じて
4
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聴雨
くちなしの香に誘はれて訪ぬれば夜目にも白し絹の花影
16
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たんぽぽすずめ。
神様に心の掃除授かった如き欠伸に涙がぽろり
14
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文麿
甘き香を放てるくちのなきゆゑに白き哀しみ君につもりぬ
8
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