ケンイチのお気に入りの歌一覧
螢子
小春日和続きて蘭に新芽出づ葉芽か花芽かわからぬままに
5
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まるたまる
三日月の薄く尖った冷たさが心を映す 薄情な吾
5
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光源氏
咲きすさぶ月草の色うつろひて表も裏もたへだえの折り
9
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椿
風ひとつだになき秋の誕生日何のはな添えよう彼のひとに
4
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竹本未來
それぞれが飲み込んだ声雪になり夜更け過ぎには賑やかな空
11
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じゆん
半歩ずつ譲りあえたら苦虫も潰されなくて済んだだろうに
12
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紫苑
あめつちと今をし生くるおほらかに飢ゑる我は芥に染まり
9
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浅草大将
小夜更けて雪の衣をうちひさす宮城野原の白妙の朝
5
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まるたまる
銀杏の葉蹴飛ばし歩く垣根ごし真面目に誰かツェルニーを弾く
10
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紫苑
静謐を求めつつ聴くチェロの音が響かぬ責めはただ我にあり
5
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粕春大君
白染めの空に小雪の降りたれば天つ虹も雲隠れをり
16
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七
たまさかに 夢にでてきたあのひとを 好きになるのは 心の誤動作
4
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浅草大将
木枯しに笑まへ吹雪に耐へて咲け散らぬ思ひの冬桜花
11
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紫苑
茶の薔薇の香によみがへる若き日は過ぎにしゆゑになほ美しき
9
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久哲
なんとなく季節が早い 晩秋の雨はこんなに昭和をふくむ
8
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久哲
あたたかい柑橘系を置いてゆく誰かが通るはずの海岸
11
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水葉
乗せ走る白き車の屋根の上出掛けに作りしちび雪だるま
4
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音波
瀬戸内のわたしの知らない砂浜に手紙を詰めたビンの終焉
6
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まき
心だけさらってあとは置いて行くあなたはずるい冬のまぼろし
13
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詠み人知らず
バファリンを切らさぬようにしてる日々もっと誰かに愛されてもいい
16
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