詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
角谷守
永遠に続いたはずの左手と右手のじゃんけん何故か終わって
4
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角谷守
長針を手折り埋めた植え込みの霜柱から歩き出す君
3
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どるちぇ
でも時に言葉は無力そしてまたあなたのそばで声を失くすの
26
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みつ鷹
「死にたい」を「助けて」に自動変換する機能があればまだ在る命
10
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石川順一
肉じゃがは翌日も食べるフルグラの最後は繊細な粉ばかりとなり
7
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び わ
見えないが良い所あるということ肝に焼き付け他人をみること
7
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恣翁
粉を噴ける釣り柿を食み 熱き茶を啜り 語れる 長き冬の夜
14
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詠み人知らず
空ばかり見上げて歩く僕たちの距離を縮めるふたごの流星
9
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煩悩
偉大なるジュピターの名を持つ父を断ち切るための歌をください
6
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灰色猫
ほかほかのセラピードックねえ君はいくつの傷を癒してきたの
14
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灰色猫
みずうみに眠る校舎を想いつつ雪の湖面に傘を沈める
17
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灰色猫
薄暗い書庫にて眠る本たちはどれも大事な恋文なんだね
12
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灰色猫
永遠にあいこのままのじゃんけんを恋になるまでつづけてゆくの
18
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詠み人知らず
手招かれ 行き先も知れぬ道迷い 赤いカバンを背負った子が笑む
6
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吉野 鮎
宵待ちて立待つ後の居待ち月寢て待つ月やあかときの西
10
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吉野 鮎
背番號なきエースきみ夏雲に清し眼差し投げる夕暮れ
11
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吉野 鮎
いつしらに薄れゆく影時として胸裡をよぎるざらつく傷み
12
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吉野 鮎
見へぬ故觸れ得ぬ故に確とあるくるみし疵とあなたへの想ひ
12
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吉野 鮎
晝行燈をさなつま愛で金も盡き漢のさかりと赤穗の忠義
7
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秋日好
ひいらぎの棘にさかむけ針金で親指の腹突き刺し収入
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