本能寺のお気に入りの歌一覧
なつを
伸ばしても貴方に届かぬ指先の爪に深紅のほのおを点す
32
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Chico
「愛は地球を救う」シンプルに涙ぐむ吾の右足カニばさむ犬
12
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風花
燃え尽きた蝉の躯は還れないコンクリートの上乾き行く
25
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コーヤ
甘酒のかおり懐かし思い出す祖母の仕込みし甘酒の味
12
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桐生賄
川開き 祭りの花火は格別ね浴衣でデート 時間よ 止まれ
9
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もり
毎日のラッシュアワーに運ばれて行き先あるは退屈なこと
11
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詠み人知らず
難しい国の舵取りする人の 歳費多すぎ 亡者に堕ちる
13
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へし切
七月の夜はあやなし独り身の月影さやかふたたびに満つ
27
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恣翁
乾きたる白き舗道に 今吐きし唾の 黒く沁み込むばかり
12
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千映
夏祭り 子の少なくて 爺婆の寿命の延びるを見る夜となる
15
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夢士
開け放つ窓より入りぬ月明かりそよと涼風入りて来ぬかと
23
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ながさき
あきらめを 「希望」に変えて 生きてゆく 不安を「勇気」で 蹴散らしながら
26
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コーヤ
思い出を集めて煮つめ言の葉を紡ぐ喜び幸せ気分
14
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詠み人知らず
人の死は散った家族を一堂に 集めるための 最後の仕事
29
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桐生賄
夏祭り あなたを誘って いざ勝負浴衣の袖に 好きをしのばせ
16
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あまおう
八月のカレンダーには海があり 白の水着が きみのようです
35
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へし切
防人の何守らむと法を成しいざ異国へと出でむものかは
20
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コーヤ
昨日でも明日でもなくこの瞬間の言葉紡ぎが喜びになり
27
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千映
暑くても 煮物食べたい 高齢者若干三名 満足の夜
13
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ミミンガ
原爆が黄色だったと知ったから 向日葵見上げ哀しくなった
14
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