詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
角谷守
雨粒は消した形のその代わりプラットフォームを別れに変えた
2
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角谷守
去り際に貸した文庫の題名が思い出せない大人になった
5
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詠み人知らず
憂きことを思ひつらねて浮かぬ夜は賜りし文読み返したり
16
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詠み人知らず
電車から溝に消え入るビーズバック 見えし刹那に目の醒めてけり
7
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詠み人知らず
逢引のふたりの語らひ妖しくて 思はず耳がダンボになりき
7
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詠み人知らず
おかへりと あなたへ結ぶ思ひ咲く この喜びを あなたへ謳はう
11
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灰色猫
茂りゆく母屋の蔦はいつまでも帰らぬ主を守りつづけて
15
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灰色猫
切なさの夜を渡って今やっと辿り着いたよおやすみのキス
12
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灰色猫
冬空があまりに白く燃えているきっと炎の鳥になれるの
12
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灰色猫
ひらいたら秘密の恋がばれるからずっとずっと最初はぐーで
16
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滝川昌之
二軒目のバーに忘れたストールを取りに行こうか買うが安いか
19
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へし切
荒野にも季節が廻れば花は咲く雨の日もあり晴れの日もあり
21
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kanna
席ひとつ足りない隣りにひとつだけ小さくみえるあなたが痛い
6
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石川順一
右腕の人差し指を負傷するエスジフックが凶器と化して
10
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夢士
誰よりも元気印のあの人が西空に逝く流れ星の夜
19
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灰色猫
冷えきったアスファルトへと溶けてゆく泡雪たちのその断末魔
15
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灰色猫
やさしさも痛みも傷も大切に毛布に包み温める恋
14
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灰色猫
空想も夢想であっても綴ったら声にしたなら宿る言霊
17
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詠み人知らず
指先で唇なぞり息かかれば 交わる視線に待ち受ける熱
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詠み人知らず
本音とか弱音を告白してきたら 絶対言ってはいけない正論
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