春咲のお気に入りの歌一覧
桜園
前歯までおれし我は世界一不幸な気持ちとても悲しい
12
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さく
恋歌を紡いで投げては空回り一つくらいは届けばいいのに
12
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恣翁
開く時振り撒く夢を閉ぢ込めて 眠る蕾の白き睡蓮
43
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たんぽぽすずめ。
もし我があざみとなれば抱く雨に恋の記憶へ萌えて泣くかも
16
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たんぽぽすずめ。
山椒の葉を一つ抜き嗅ぎたれば疲れ吹き飛ぶ深き山かな
13
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たんぽぽすずめ。
ちりめんの花火の咲いた瞬間をめしべに保つ金鳳花かな
14
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文麿
大鳥の羽を失ひし哀しみに羽衣をもていざ侍らばや
10
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紫苑
雨ふらぬ空みあげつつあかねさすあぢさゐ花はかげをうしなふ
13
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日向猫
異世界の入り口らしき水溜り 試しに石でも落としてみようか
24
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詠み人知らず
清水の舞台を仰ぐ参道に涼やか繁る青もみじの香
14
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さく
呼吸(いき)をするように出逢った君だから溜め息みたい、別れの時も
3
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さく
君のこと誘う口実なくたって一緒にいられる、距離をください
2
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あまおう
人間が嘘をつくのは知っててもきみがそうとは思わないもの
23
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詠み人知らず
深海にしずめたままのいろくずがほのかに光る滿ち潮のとき
21
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詠み人知らず
夕暮れの花見小路に艶やかな花かんざしと灯りが揺れる
22
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詠み人知らず
睦まじく手をとり合ひて下りゆくねねの道とふひとすじの小路
12
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横雲
濃き色を秘むや紅花摘み居れば棘の痛みに知れる苦しみ
4
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文麿
人たへて乾くこころに夏かりのあしをとめたる薔薇のかぐはし
9
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聴雨
朝まだき鳥の音のみの透きとほる蒼ひといろの道に佇む
19
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しりか
夏ぐれや胸に残りし傷深し浅き一夜に永遠を説く
3
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