詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
林林
「大丈夫?」あなたが訊いてくれるからその瞬間に大丈夫になる
37
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林林
柔らかく硬くて生では食べられず傷つきやすくて頑強で、梅
16
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河のほとり
侘しくてひとり寝る夜はいたづらにあらしな吹きそ雨もろともに
72
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河のほとり
ほととぎす何の心にかかるとてたださみだれの雲に鳴くらむ
22
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幸子
美しきものの持つトゲ ヘタに秘め アメジストに照るナスのお嬢さん
15
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コーヤ
しとやかな香りただよう雨の中ひそかに咲きぬくちなしの花
118
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もなこもち
この川が海へ続くと知った子は葉っぱの舟をいくつも流す
20
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工藤吉生
空調が紙ナプキンを飛ばしてく 生きやすいってどんなんだろう
8
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すばる
その「好き」がどういう意味の「好き」なのか確かめなければまた会えたかな
30
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すばる
ネット上溢れる言葉の暴力がどうか貴方に届かぬように
19
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桐生賄
友からの メールとうたに 励まされ 私は私で 良かった思う
20
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詠み人知らず
在りし日の君丹精のてっせんの藍むらさきに初夏の雨降る
30
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聴雨
東雲の窓辺に置きし梅ビンのこほり砂糖のしづく光りて
13
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灰色猫
朝焼けに背中を押され歩みだすこれから何が成せるだろうか
32
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北窓
この先に泣かぬ七日が増えてゆくだらうと気づく墓参の午後に
11
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滝川昌之
合わせたと言わんばかりに降り出せば 暦と空と 芒種 梅雨入り
22
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己利善慮鬼
街角のカレーの匂いに気付くたび貴方の家に帰りたくなる
7
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田中ましろ
行くさきを雲にたずねてしばらくは誰のものにもならないわたし
23
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しげ
消しゴムで今日を消すより赤ペンで上から書き足す明日にしよう
9
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横井 信
忘れたということだけを覚えてて何かを探す夢を見ていた
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