ひよこ豆のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
深層で子にはめでたい巣立ちだと解っていても泣く親ツバメ
24
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atenah
辞書ひとつ開けば数多美しき言葉並べど 和歌にはできず
14
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Chico
盜みだしたる戀人の心臟のごと胸に抱けよ 歌集一册
20
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詠み人知らず
いかほどに己を厭うてあるとても書き表せるは他に無きこと
11
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松本直哉
終演の拍手のごとく蟬しぐれ夏のさかりをたたへてやまず
10
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詠み人知らず
「僕扇ぐ」 額に玉汗浮かべさせ 祖母を涼ます 弟の顔
9
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詠み人知らず
線路脇 白紫陽花か懸命にまだ咲いている 炎昼清涼
6
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バロンマン
星座のこと滔々と語る旧友に会いたくなりし満天の星空
14
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藤久崇
国民の うえも知らずて 思いなく 我が世は絶えぬ 盛りと思いて
17
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舞
健やかな少女の脚や二の腕の小麦色なる日に焼けし跡
9
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夢士
バット手に日焼けの顔は皆元気真昼の電車は夏休みなり
12
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滝川昌之
沿線の花火大会知らせてはちらりほらりと咲く浴衣花
27
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ななかまど
植え込みを麦わら帽子かすめたり勝手知ったる瓦斯の検針
12
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Chico
陽炎拔けて大手門 美しき セグロジャッカル 出にけるかも
12
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幸子
君知らぬままに生まれしいくつもの君恋ふる歌君知らぬままで
23
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吉野 鮎
逝きし汝の夢に目覺めしあかときを微かひぐらしかなかなかな沁み
13
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つちだゆういち
抱きしめて掌這わせ味わえば君は目を閉じニャンと啼く
11
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聴雨
一日の命と咲きし朝がほのなみだのやうな花のなきがら
21
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KEN
思ひ草尾花の若穗立つ影に秋露怯えつ祕めて寄り添ひ
16
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聴雨
裏木戸を訪ねし猫の鳴く声に姿おもひてしばし聴きゐる
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