夢士のお気に入りの歌一覧
本能寺
嵐過ぎ 秋の祭りの練習か 篠笛の音 闇に聞こえる
15
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まぽりん
三十路へと年はふるとも女郎花いまを盛りと咲きぬべらなり
33
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へし切
女郎花いまを盛りと咲き初める花に寄り添ふ男郎花かな
23
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芳立
鳴る神のおとせぬままに稲妻のあかき思ひに寝覚めぬるかな
10
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三窟
ひところは昼も夜ももえ絶えにきと思えど茂る恋の草かな
4
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三窟
もろこしの霞いぶけき河辺にも夕日がもとに秋風のふく
6
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三窟
かの街は尋常にせるひとのみと声柔らかし大阪女
3
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一藤
ちちの実の 我が生ひ立ちを記す父の 文字 斯く迄に 和らかなりしか
6
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一藤
盆休み 社員少なき事務所にて クーラーの下に流氷の鳴く
2
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一藤
帰宅して言ひ返せざりし悔しさに葱刻む手のふと止まりつる
8
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桐生賄
おうたをね 送って頂き 感動し 気持ちぽかぽか 毛布要らずかな
11
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野々花
歳ごとに増えゆく白髪隠すよに目深に被る白い夏帽子
8
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舞
雲高き旅の途中の空の色黄昏ゆくもいざ立ち行かん
17
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詠み人知らず
往年の豪腕すらも山なりのスローボールの老いたる投手
8
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深谷真雪
うすやうの羽夕暮れを透かしつつけふもひとり去る蝉時雨かな
6
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詠み人知らず
窓をふく君の笑顔が透けて見え思わず入る見知らぬカフェに
11
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詠み人知らず
この川を沿いて下れば海のあり上りてゆけば山のそびえる
5
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詠み人知らず
台風の眼のなかにいる危うさに 気づかぬ振りで もう茹でガエル
12
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桐生賄
ご近所の 風鈴の音が 一段と 空しさ誘う 夏の終わりに
12
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ながさき
竹林の 風に揺られて オニヤンマ スイースイーと 軽やかに翔ぶ
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