詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
青黒く 庭のヤツデを染め上ぐる 鳴神月の雨の色かな
23
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詠み人知らず
葉を落とす冬の眠りの桜木は 花咲く春を夢見てあるか
9
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詠み人知らず
悔いという己が残滓に耐え兼ねて 酌むかその酒独り嘯き
5
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詠み人知らず
吹く風に裏見葛の葉白狐 皐月の幻夢か小糠雨降る
11
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詠み人知らず
忘れいし記憶解くかこの歌は 我が心根に響き揺さぶる
11
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詠み人知らず
繕いし己が心の寂しさに 心閉ざせし梅雨寒の朝
7
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詠み人知らず
三つ瀬川魚は棲むかや渡りせば せめて名残ぞ竿貸したもれ
8
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浅草大将
身のうちに流れはつきぬおほ淀の水と忘れじこの薄き血も
8
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西村 由佳里
今までの積み重ねよさあ実を結べ努力だけではおなかが減るの
6
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詠み人知らず
雲は好い風の真に間に漂いて 気まま勝手に姿を変えて
7
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西村 由佳里
夜空ではこんぺいとうがまたたいて私は絵本の扉を開ける
6
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糀
髪伸ばしスカート買ってネイルしてそれと勇気はまた別の話
8
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只野ハル
よく思う報道されぬ良い事がもっと沢山ある筈なのだ
12
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林林
みんな皆(みな)傷を背負って生きるから空の青さが悲しいんだね
21
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び わ
芝桜夕陽沈むと花を閉じサヨナラ今日は明日またねと
6
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Chico
かたち脱ぎ捨てゆくものの滿ち滿ちて 春も着ぐるみ 僕も着ぐるみ
19
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詠み人知らず
傾けたコーラの缶で手が濡れる踏切越しに夏が見えてる
9
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千映
赤茶色石州瓦の眩しさが高速走るバスにも届く
14
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横井 信
暖かなお湯の浮力に包まれてゆっくり溶けるこころの氷
19
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恣翁
青芒 引き止めむと 我が袖に絡めや 霧に踏み惑ひぬる
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