詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
芳立
実もつけず地に還るもゆるされずまたながらへてさくら咲くころ
7
もっと見る
詠み人知らず
リア充の「充」の中身を覗きしが「実」体のない見え見えの見栄
13
もっと見る
ふきのとう
一つづつえんどう豆の筋とれば母の思い出指先にあり
34
もっと見る
詠み人知らず
溜めた息に怨嗟の波動を混ぜ溶いて深くゆっくり吐き出している
12
もっと見る
薫智
神様はいないだろうなきみのこと幸せにできないからきっと
5
もっと見る
聴雨
とろとろと溶けゆく月のぬくもりで埋め尽くそうか夏の空白
8
もっと見る
たんぽぽすずめ。
もう母の中へ戻れず落ちてきた涙の味に海がさざめく
14
もっと見る
只野ハル
ここに居ていつもと同じ事を為すこの一週間もモノトーン
5
もっと見る
芳立
月かげに追ひつめられた壁際でイエスかノーか決めかねるふり
19
もっと見る
あまおう
傘もまたきみと同じで複雑な多面体だと気づいた小雨
51
もっと見る
リンダ
言い訳を思考回路に組み込ませ我は我だと自己完結す
11
もっと見る
falcon
黄いろなる垣のれんぎやう愁ひありたどり来し道いづこか行かむ
12
もっと見る
呉竹
去れる師の足音聴いて隠れんぼ二十一日二人図書室
13
もっと見る
れいこ
サボテンに引越しだよと囁いて素焼きの鉢にそっと植えこむ
24
もっと見る
詠み人知らず
咲いてくれ咲かないでくれ吾が君よ 卒業式で泣いてた君よ
17
もっと見る
浅草大将
誰もみなつもる思いに打ちとけず総括の夜を雪ふりしきる
13
もっと見る
詠み人知らず
食べられず炬燵を出られず固定され 独居で朽ちる現実もある
20
もっと見る
只野ハル
髭をそる間隔が伸び洗顔の鏡に映るこれも僕かな
2
もっと見る
舞
雲天に飛行機の音遥かから空は閉ずとも目は伏せるなと
7
もっと見る
リンダ
リセットは得意分野のはずだった処分できない笑顔が浮かぶ
3
もっと見る
[1]
<<
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
>>
[40]