祈り花のお気に入りの歌一覧
恣翁
街燈の陰に隠りて 初冬の時雨に 覚えず 嗚咽洩らしぬ
20
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inosann
木枯らしが「ヒュー」と心をすり抜けて故郷の気配を残して行きし
21
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元親兄貴
評価無い 落ち込むあの子にアドバイスしたのに今度は 別に良いって
12
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へし切
いたずらな風に戯れ山茶花の花弁ひとつまたひとつ散る
29
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元親兄貴
我がためと行う行動 人様が 気のある素振りと勘違いする
11
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滝川昌之
潔癖を自負する彼が音を上げる校門に降る落ち葉の輪唱
26
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へし切
白雲の絶えにし妹の面影に浮浮としまたゆく夢の通ひ路
25
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へし切
穏やかに過ぐる秋日をみおくれば冬立つ風に明日を言問ふ
29
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滝川昌之
冠雪もなき稜線はぼんやりと穏やか過ぎる冬のはじまり
31
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リクシアナ
霜の経 緯は常緑 北の峰 月の吐息も綾織りの冬
26
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恣翁
薄荒びしブリキに似たり 其の色は 白亜の崖ゆ 海峡望むに
17
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inosann
いつかみな煙となって消える身に託す愚かを悟られずいる
26
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恣翁
傾ける陽に 一面の 真白なる炎と化しける 芒の花はや
17
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inosann
夫婦仲よくぞここまで来たもんだ強みも弱みも受け入れあいつつ
23
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へし切
老いし母の元気な聲に安堵する「変わりないかと」受話器の先に
29
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恣翁
世の中よ 道し無きかも 沖りたる山の尾行くに 其が無くなりぬ
19
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恣翁
一団の 忽ち分かれ 球に集ひ 水銀のごとく転び進めり
15
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元親兄貴
この場所にいるはずの無いあの人に似ている人と不意に目が合い
9
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inosann
馴れ初めを推し量っている日曜日夫婦が揃ういつものスーパー
20
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滝川昌之
蔦紅葉 落ちたばかりの葉を一つ 歌材ノートに綴じ込める秋
31
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