松本直哉のお気に入りの歌一覧
詠伝
目的のないエチュードが似合う午後やるべきことを先延ばしにして
11
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詠伝
衝動の恋を醒ましてくれそうな朝焼けの色はみどりでしょうか
16
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詠伝
滑らかに吾が携帯は入水せり秋刀魚たゆたう氷水へと
15
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詠伝
鉛筆とシャープの過渡期に居りながらなぜに求めたロケット鉛筆
8
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工藤吉生
ばらばらなブラスバンドの練習のそのばらばらに聞き入って春
8
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詠伝
欄干に乗り出し見下ろす水面のその碧さしか覚えてません
8
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詠伝
いつの世もメガネザルとは通過点 正統進化で萌え要素になる
8
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南美帆
九歳の弾くラフォリアに哀切を感じらるるは秋の夜長に
6
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詠伝
玄関のダリアは君を帰さないルール・ブルーと葡萄酒の色
12
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秋日好
赤煉瓦壁によりそう満開ののうせんかずら秋の陽を浴び
17
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浅草大将
花の春にまたゆく方のありぬべしひとひら肩に桜もみぢ葉
12
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もぢずり
四十二の誕生日まで母吾を遠く歩ます虚数の軸に
4
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もぢずり
羽ばたきて遂に消えたる子をはじめ理解及ばぬ息子らをもつ
6
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秋日好
滞る波を動かす初動作は月ではなくて君の涙か
4
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詠伝
白妙の衣もなき少女が携へしサンパギータを染むる夕焼け
10
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秋日好
神楽坂心ならずも奪われたキスに上司がよっぽど慌て
5
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南美帆
息子弾くヴィヴァルディにて目が覚める休日モードの自堕落な母
4
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南美帆
目覚めると背に寄り添いし子の温度小さい秋を愛しく撫でる
18
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秋日好
透明な音を連ねるピアニスト月明かりの夜に余りに似合いて
9
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詠伝
死の半歩前へ押し出す苦しみを糧にし進む足取り確かに
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