白亜のお気に入りの歌一覧
氷魚
暑かった名残が今も尾を引いて無花果熟さぬ実を結ぶ
5
もっと見る
向日葵
子の眠る僅かな時を足元で鳴きもせず待つ猫愛くるし
5
もっと見る
風橋 平
甲高い秋の日差しの声が飛ぶせいたかあわだちそうを薙ぎつつ
11
もっと見る
浅草大将
ゆく秋をしばしとどめよ初雪の降りやま里に残るもみぢ葉
15
もっと見る
たんぽぽすずめ。
群れをなすコスモスのその一輪に君の華奢な身思う日だまり
22
もっと見る
ケンイチ
風さはぐ所に至り浴む月に影透かれいさまぼろしとなる
5
もっと見る
向日葵
泣く理由一つ二つと当てはめて深夜の育児パズルは続く
18
もっと見る
浅草大将
渡りくるとこ世の声に思ふなりうき世の水をかりの宿とも
11
もっと見る
聴雨
電飾のあまた燦めく木々の間にしづかに色ふ月のかんばせ
9
もっと見る
光源氏
惜しむらむ君の心を不知火のい尽くす果てに見やる月影
16
もっと見る
浅草大将
春の夢を今やなみだに目覚めては衣うつつの秋のさぶしも
8
もっと見る
ケンイチ
ゆるやかに放射を歩む傍らに空ぜんたいを眺めてみれば
4
もっと見る
たんぽぽすずめ。
目覚めれば予定あるさと逃げていた夢の不安を拭う枕べ
9
もっと見る
芳立
いまはただ思ひあかしの通ひ路をかくるばかりのおそあきの月
10
もっと見る
falcon
いづかたへ心つなぐや手の中の小さき窓にひとみ凝らして
9
もっと見る
みやこうまし
青すめる宇宙の肌の滑らかさ面をなぞりて白雲のゆく
8
もっと見る
浅草大将
ふる里に今年も咲くときくの花風の便りに香を添へよかし
15
もっと見る
聴雨
風にゆれ雨に枝垂るる花に似たしなやかなりて心ある人
15
もっと見る
聴雨
いにしへの歌ひも解けば通ひ路に人知れず降る秋の雨音
12
もっと見る
芳立
かりそめの宿りだになき身に落つる雨よいづこの海よりきたる
7
もっと見る
[1]
<<
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
>>
[150]