ひよこ豆のお気に入りの歌一覧
バロンマン
天空のユリ畑に立つ我一人いちめんの花いちめんの幸
14
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舞
安らけき寝顔を見ればあどけなく優し素振りの妻ではあるが
11
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秋日好
息詰まる熱波を終える雷雨降る畑の林檎を撤退させよう
14
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秋日好
土砂降りの後のドアから闖入者元気に跳ねる殿様蛙
17
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び わ
アイスノン首に巻き付け車のり今日も介護にこころかたむけ
10
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聴雨
ふと秋の足音を聞く心地して柿の葉を打つ小夜の雨音に
19
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詠み人知らず
せつなさを掬へば重さにたじろぎぬ 睫毛に涙ためたるきみの
18
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恋葉
千年も万年も妻を待つ蛇が生まれ変わりの少年を噛む
5
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KEN
宵に鳴くその蜩を哀れむか榧の木末を照らす望月
22
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バロンマン
マンションに埋もれし風呂屋の煙突に昭和の空の広さを思う
20
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千映
保護をする個人情報云々にネットで垂れ流しある矛盾
10
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夢士
黒雲を包むがごとく夕焼雲一陣の風軒を駆け抜く
12
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詠み人知らず
危ないじゃん止めなと叱ったあの声がどれだけあの子に届いただろう
14
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横井 信
病院の窓の外にも夏の空静かに揺れるセコイアの梢
16
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詠み人知らず
一度目は睨めてすますも再びに渡りに来れば 湯気も薙ぐもの
9
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横井 信
何処から夏の祭りのお囃子の笛の音を聞く涼しき夕べ
14
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詠み人知らず
おさなごを叱りとばして管をまく厭な婆に成ったものです
8
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聴雨
ヤキモチといふ感情を覚えた日母さんの抱く小さき命に
14
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とくさんでーす
石畳数えて歩む墓参り手に花ひとつ散らさぬように
11
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聴雨
波立てるつよき痛みの引きぎはを見きはめ車走らせし夜
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