夢士のお気に入りの歌一覧
想野
三人の伯父南方で死すことを一行で記す軍歴証明
12
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野々花
幼子に貰った飴玉口中に放れば広がる優しき甘さ
11
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舞
ひと時の遍路となりて回向せん木枯しに立つ独り地蔵へ
18
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へし切
すやすやと気持ちよさげにいねむりの ねむねむ夢見 すくすく育て
18
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まぽりん
朝夕に愛しき言の葉たまふれどなほ纏かればや君が手枕
33
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矢車菊
花びらに涙をかさねてゆくように揺らぐ光に絵筆を置こう
17
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コーヤ
美しい調べ奏でるうたに惹かれ言の葉紡ぎ喜びとなる
14
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恣翁
生死への渇望に 身を引き裂かれ 相互の脚の落ち葉踏みゆく
18
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矢車菊
散りかかる千の葉のごとうつくしき言葉を伝えてゆこうと思う
9
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千映
紅色に染まる葉陰に澄み切った青空覗き足の止まりて
9
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想野
優しさは想像力と教えらる愛なき国と闘う島に
9
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恣翁
冷やかな秋の流るる瀬の上に 天狭くして石蕗咲けり
20
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只野ハル
珍しく外出しようと父が言う車椅子積み道の駅まで
18
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林林
むせ返り咳き込む吾の背をさする君の小さき手に秋の日が
22
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千映
球根の植え付け終わり例年の行事こなせる喜びかみしめ
9
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西村 由佳里
今日もまた海の向こうに陽が沈む朝を待ちいる誰かのために
7
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野々花
秋晴れの空に心を閉ざしては独りよがりの歌など詠う
11
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舞
下鴨の社に静か秋の雨糺すの森の木々を染めつつ
15
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千映
初湯豆腐障子もいれて冬支度父の写真にそう語りかけ
11
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コーヤ
夕暮れて時の流れを眺めては想う心を語り詠みゆく
12
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