夢士のお気に入りの歌一覧
たけくらべ
最愛の君にメールをしたためて毎夜躊躇い「下書き保存」
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たけくらべ
立ち飮みの常連客の戲言を「まあ、一獻」と酒で默らす
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雪柊
秋雨の一雨ごとに近づくは君が生まれて三度目の冬
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雪柊
このごろは君を名前で呼ぶよりも馴染んできたよ 「ねぇ。お母さん」
14
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雪柊
傍らの小さな寝息眺めれば感謝の言葉と涙こぼれる
14
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大さん
眠りから覚めても醒めぬ夢の中 胡蝶の夢に彷徨える我
18
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想野
海がある 山川がある 田畑ある 原発もある 基地もある町
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コーヤ
秋麗 伊勢海老 鮑 海の幸華やか食す 初島の夜
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へし切
見はるかす武蔵野の原雲きへてはるか彼方に白き富士山
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只野ハル
朝に見た稔れる稲穂夕暮れに刈り取り終わり田の面の藁
14
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千映
久し振りカラスが一羽きょろきょろと猫と並んで夫婦気取りか
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千映
青空が薄ピンク色一度だけなれば世界が変わる気がする
10
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野々花
何処より運ばれたのか真っ白な花弁ひらりひらりと躍る
7
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野々花
抱きしめた風が優しく匂う朝背高のっぽの紫苑が揺れる
14
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野々花
眠たげなたんぽぽそっと揺り起こし朝がきたよと風が囁く
19
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ミミンガ
二十年 一緒に暮らす 老猫の おぼつかぬ足 祈り見守る
17
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矢車菊
雨音のひと粒ずつに名をつけて鍵盤に淡く指を触れよう
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本能寺
微分して積分しても出てこない 恋の定理や方程式は
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野々花
眠たげな最終電車の中ほどに無賃乗車のこおろぎが鳴く
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野々花
地方紙にくるまれし花ちょんと載せシルバーカーが家路を急ぐ
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