浅草大将のお気に入りの歌一覧
椿
さみだれもつゆも分たぬ六月のくりからもんもん言葉の背なは
2
もっと見る
詠み人知らず
愛情もおそれも知らぬ鱗翅広げ何処へ向かふ幼き蝶よ
5
もっと見る
詠み人知らず
信濃川波はひたひたひたすらに思へど届かぬ心を流す
12
もっと見る
由良
梅雨空が幾筋もの手を伸ばしてる生き物全てを胸に抱くため
6
もっと見る
詠み人知らず
薄明に聞こゆ雨音静かなるけだものくさきわれはいつまで
6
もっと見る
粕春大君
われもまた蝸牛触氏の愚人なり羽觴飛ばして雨にし醉はん
13
もっと見る
螢子
新しき方増えたるはうれしかれどお姿見えぬ人ある寂しさ
4
もっと見る
螢子
ひたひたと闇迫りたる夕間暮れ逢魔が時と呼ばれる妖しさ
7
もっと見る
紫苑
風に鳴る赤き風車の丘ありて彼岸の淡き陽の差しにけり
2
もっと見る
紫苑
幼子の祖母に連れられ手水して仏おろがむあじさいの寺
8
もっと見る
詠み人知らず
わが罪を刈り取らむとて鎌持てばざくろのごとき傷の嗤はむ
6
もっと見る
四季野 遊
学校という前線の負傷者に家庭という名の祖国はありや
6
もっと見る
螢子
雪残る大雪山系塊りて黄花咲きたる春来たりなば
1
もっと見る
東娘
そのさみだれの韻律はしどけなく 吾がまなうらにもゆるま緑
11
もっと見る
詠み人知らず
なげやりな気持ちで歌も詠めないで苦しみ転がしねむれない夜
6
もっと見る
椿
四キロでしめて五百円どの本も貫目以上に中身が重い
5
もっと見る
詠み人知らず
紫陽花のやうに色濃くなる想ひ 來ぬ雨をまた戀ひ戀ひて請ひ
11
もっと見る
螢子
紫陽花の好きな貴方は雨降れば色変わるように心も変わる
8
もっと見る
詠み人知らず
道ならぬ道にたゆとううたよみの戻りて見れば君も消えしか
4
もっと見る
笑能子
うだうだと白河夜船進み行く櫓に絡まるは日の憂さなるか
3
もっと見る
[1]
<<
1060
|
1061
|
1062
|
1063
|
1064
|
1065
|
1066
|
1067
|
1068
|
1069
|
1070
>>
[1077]