浅草大将のお気に入りの歌一覧
由良
ぽろぽろと流す人魚の涙をも優しく拾い上げる人の手
2
もっと見る
紫苑
雨霞む御堂につづく石段で抱くユトリロの背はあたたかし
5
もっと見る
紫苑
きれぎれの夢のあわいは仄明き湖底の砂のたゆたいに似て
4
もっと見る
大河千紋
ぬばたまの夜のさやけき月へ去る花色衣をまとふ乙女よ
5
もっと見る
只野ハル
かみさま辛い歌詠む歌人達に救いを少しだけ私にも
12
もっと見る
東娘
ひたひたと胸いっぱいに満ちてくる「ありがとう」の思い届きますように
29
もっと見る
庭鳥
秋の野にさざめくススキ牧近し山羊も羊もまばらに憩う
2
もっと見る
庭鳥
あしひきの山のカラスは七つの子連れて都会のえさ場をまわる
3
もっと見る
螢子
風に乗りカンカンカンと寂しげな踏み切りの音独り聞く夜
3
もっと見る
竹本未來
熱されて貴方の望むかたちへと鑄物としての運命なぞる
8
もっと見る
詠み人知らず
大いなる愛もて君をになひたまふ胎のころより白髪になりても
7
もっと見る
螢子
その昔地図より消されし瀬戸の島毒ガスの昭和平成の憩い
2
もっと見る
竹本未來
図書館で天使の落書き見つけたら無敵になれるそう信じてる。
16
もっと見る
螢子
久方のひかり朧の月眺め来し方思ふ初夏の夜半
8
もっと見る
赤橙黄緑
チクタクと規則正しい間隔でわたしのいのちも刻まれてゆく
7
もっと見る
赤橙黄緑
真夜中に降り出した雨ひたひたと雨樋溢れ地面を叩く
4
もっと見る
紫苑
その枝を離れてのちも吾にのこる片仮名の名を忘れ去りたし
3
もっと見る
螢子
夜半時古時計の音チクタクと響く廊下は漆黒の闇
5
もっと見る
詠み人知らず
わが罪も悪も深きを知りたまひてなほもあはれむ父に会ひゆく
8
もっと見る
螢子
満ち潮のひたひた寄せる砂浜に二人佇み波の音聞く
9
もっと見る
[1]
<<
1059
|
1060
|
1061
|
1062
|
1063
|
1064
|
1065
|
1066
|
1067
|
1068
|
1069
>>
[1077]