ケンイチのお気に入りの歌一覧
紫苑
見慣れぬ芽あまた出で来し冬花壇いのち摘むるをためらひてをり
12
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林ユキ
みずうみは遥かまで雪 静かなる真鴨の群れに寄せるさざ波
13
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久哲
しかたなく膝をかかえる心にも今生の雪とことんと降れ
4
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詠み人知らず
言の葉で君の心の奥にある孤独の氷融かしてあげたい
4
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浅草大将
寝ぬまじき閨に入るともかき起こす胸の思ひのいまだ残れば
10
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螢子
浜雪ゆえ山や里には雪は無く白き海岸道路帰りゆく
4
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佐々一竹
影のごとく我に貼りつく過去を背に今日も歩けり明日も歩かむ
12
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紫苑
蒼冴ゆる罪の蓮華を背負ひつつ我は歩まむいのち尽くるまで
8
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浅草大将
冬の夜は紅きその実に思ほゆる南の天に燃ゆる星影
10
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林ユキ
外套を深く被りて地吹雪の白うつくしき道を歩みぬ
15
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百歌
桃染めは違うと言ひし塗り潰す深紅と呼んでこのわが恋を
7
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詠み人知らず
喉を焼くショコラータの味 身に纏う異邦人というケープを溶かす
12
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向日葵
買い替えの時期などとっくに過ぎているナビは未だに君に導く
7
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たんぽぽすずめ。
春草が雫を弾き笑みを抱く別れの曲に君を重ねて
5
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まき
増殖を続けるつもりの絶望をあなたはひたすらちぎって投げる
7
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きりあ
どうしてもこっちのりんごがたべたいのたとえばどくいりだったとしても
21
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黒須牡丹
絶望という名の雪が降り積もる きりぎりすなのでたくわえはなし
5
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山桃
目の前の人なるわが背年ふりつ降るる思ひの愛しく積もるは
7
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紫苑
忘らるに任せたけれど消ゆる刹那ひときは瞬きたしてふ矛盾
7
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ほたる
冬空の幾多の星を見上げれば我が悩みなど雨の一粒
5
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