詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
雲多き朝の冷気を吸い込んで彩りを増す優しさ探す
16
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コタロー
輕鴨がゆつくり水脈を引ゐてゐる我は暫くそこに佇む
4
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ひよこ豆
クルマ止め見上げた空に月のごと雲に浮かんだ白い太陽
15
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ひよこ豆
水色の小さな合羽のスキップにつられて駆ける小雨降る中
16
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藍子
朝夕の寒さに夏が恋しくて秋の夜半は暖房入れる
14
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灰色猫
犬上郡荒神山にひっそりと栄華と眠る夢の城跡
17
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灰色猫
彷徨える七十五億の羊たち導く杖はわずかしかない
19
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コタロー
まさをなる空へ大佛座してをり鳩を頭に乘せて安らぐ
9
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コタロー
黒柴犬しあはせさうに散歩する亡き雜種犬に思ひ重ねる
5
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コタロー
星形の楓紅葉が色附ゐてメジロ忙しく枝から枝へ
5
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コタロー
秋晴をのんびりしたる水鳥が池をプカプカ一羽で過ごす
4
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横井 信
電線でスズメは見てる柔らかく夕陽を弾きかがやく刈穂
11
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KEN
線彫りの みほとけに添ふ 野の菊の 花の殘り香 凍へて濡れて
12
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横井 信
夕暮れの空を見上げてもう一歩 許されるなら前へ進もう
9
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夢士
夕陽浴び木立の葉陰鳥の群れ保育園児の歌の練習
12
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灰色猫
恋しても自分の城を守ったね譲り合えずにわかりあえずに
17
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滝川昌之
気がつけば子の部屋にいる巣立ち後の温まぬベッドに腰かけている
20
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滝川昌之
人生の帰り道だと夕焼けに目立つ白髪の君と並んで
20
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滝川昌之
枯れてなお倒れずにある道草の根力に知る生の執着
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KEN
散り惜しむ けやきの木末 百舌鳥一羽 時來たる事 告げて高鳴く
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