幸子のお気に入りの歌一覧
千映
ジャガイモのゴロゴロカレーが好きだからお子ちゃまなんですお婆のお口
9
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千映
暖かき晩秋なれど取り込んだシンビの鉢が定位置にいる
10
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滝川昌之
枯れてなお倒れずにある道草の根力に知る生の執着
20
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ななかまど
立冬へ豆たたく音はじく音音の乾きて冬遠からじ
6
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千映
一度でも愛した人が触れた花生きてるうちは枯れさせまいぞ
16
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可不可
刀剣女子の鑑賞会に収拾まらない 振るへば命も断つ危ふさ
9
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ひよこ豆
突然に動きを止めて きらきらの瞳が話す 肩にトンボと
24
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夢士
鼻のあるバス待つ僕は四年生暗闇のなか母の手にぎる
18
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ひよこ豆
「淋しい」と声にのせたら負けそうでそっと歌詠む独りの夜に
28
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西村 由佳里
長旅をしてきたような気分にて渡る夕べの横断歩道
8
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葱りんと
君に降るイチョウの葉っぱを掃ったら「小鳥なのに」とその唇ついばむ
13
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可不可
刃引した重文や国宝あり得ない 良く出来た模造刀と変らず
6
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滝川昌之
人生の帰り道だと夕焼けに目立つ白髪の君と並んで
20
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ななかまど
山門の石段かぞえ忘るころ風すこし押す赤のもみじ葉
6
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石川順一
鶺鴒が更地を歩くカップルでこれから何が建つのだろうか
20
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横井 信
一筋の飛行機雲が描かれる空の広さを確かめながら
16
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千映
今落ちた山茶花ピンクの花びらはまだ生々し鮮やかとどむ
11
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夢士
また一つ消えゆく大地クレーン車マンション建ちて野の花つぶす
13
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葱りんと
立冬だ どうりで寒いと理由つけニャアと鳴く子とイチャつくゴロゴロ
12
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詠み人知らず
漫然と長らえるだけの肉塊の私に冬は何を課するか
6
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