金木犀のお気に入りの歌一覧
千葉 甫
呼びかける声に窓から突き出した顔に冷たい風の圧力
8
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まあさ
今日の日を 惜しむかのように 輝いて 夕日はゆっくり 山へと沈む
27
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九條千鶴
かわらずにやっているかと問う声に年月感じる父からの電話
25
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高松 蓮
空見上げ 青がきれいと 呟こう 疲れた昼の 信号待ちは
15
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inosann
一本で脅しをかける日本海波高くして打つ手はありや
16
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千映
間違いと思えど仕方ないこともこの世にあると知りつつ暮らす
20
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祈り花
亂れ舞ふ雪の散華に葬送の眼窩に宿る頑なのひと
16
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祈り花
旅立ちの朝に淡雪薄く降り遺恨共々この陽に溶けよ
13
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祈り花
同年の義弟旅立つ雪の朝現の柵を覆ひて美しく
11
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リクシアナ
花見えぬ冬の白萩思いやる君がみうたに降るはだれ雪
26
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新座の迷い人
寒空に 空見上げれば さえ渡り 見える物とて 月・星わずか
18
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まあさ
言の葉を 探し選んで 紡ぎゆく しばし痛みを 忘れる時間
24
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絮谷新
擦り切れしレコード盤の内圓に針の廻る午後の鴇色
19
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千映
永年に積み上げてきた自信さえたった一人の声で崩壊
21
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大上
木漏れ日に冴ゆる彼の葉と梅の花移る光を奪ひあふやう
9
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舞
見るたびにいざ歩まんと思わせる朝日のありてまた今日を生く
20
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望月弥生
味気ない色真似事に終止符を 手を振り払い瑠璃色の空
11
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よえふ
恋いってさ 訳わからん間に好きやって 訳わからんくらい好きやった
10
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水海はるこ
ナイフのように辞表を胸に忍ばせて働く時々胸に手をやる
17
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水海はるこ
パワハラで辞めてしまった後任者の痛みの一部がみぞおちに来る
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