金木犀のお気に入りの歌一覧
ながさき
真夜中に 米櫃背負い 給仕する 千日尼と 阿仏房あり
21
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千映
黒ドレスステージに合わせスカーフはシルクの真紅手染めに決めた
13
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千映
身をかまうことを忘れた高齢者いつしか婆が爺に近づく
13
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芳立
寒き夜の夢ばかりなる常春の国マリネラに北斎の海
10
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フライド丸
雪解けに鳥の訪ぬる時は今 山杉も歌ふ温き春来し
6
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フライド丸
春知らぬ山にも色の秘めたるを 思ひ見上げる一本の杉
7
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フライド丸
波洗ふ子安の貝を耳に寄せ君が心を神に問ふ今日
8
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Chico
春の陽や うなじくすぐる いつの日か終に臨める我のまなざし
24
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Chico
一声にかれ射ちぬきて さくらゐろ きみくちびるにのぼれ硝烟
23
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吉野 鮎
ぎこちなき箸使ひする人の指櫻吹雪の長き附け爪
10
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舞
幾度めか妻のくれたるひとかけのチョコのビターの味しみじみと
22
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なかしぃ卿
優しさが先に立ちたる席譲りその席めぐりやるせなきかな
6
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なかしぃ卿
拝啓と書き出したれど早春の候の次書き出せぬまま
7
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沙久
「壊れたら心は元に戻らない」名医が診断書に書いていた
28
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藍子
北風に向かって歩く散歩道タンポポの葉が来る春告げる
17
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藍子
小麦粉で真っ白になる両の手が母であること教えてくれる
22
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大上
沈む日と背き空には玉響に東の闇と西の夕暮れ
10
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西村 由佳里
冬空にぽっかり浮かぶ月のよう規則正しい寝息の君は
14
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滝川昌之
初午で余ったいなりが弁当に 残り福だと笑って食す
25
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詠み人知らず
さりげなく書類に印鑑押すように君の差し出す婚約指輪
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