凌霄花のお気に入りの歌一覧
杜鵑草
本物を買ふはお金を捨つるかはバッタモンこそ捨つるなりけれ
7
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滝川昌之
副菜が夏野菜から移りゆきエノキバターが秋鮭に添う
21
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ななかまど
口数の多き友逝き窓にさす光の縞が床に伸びおり
16
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へし切
秋の野に尾花くず花咲きにけり まねきとどめて道もゆかさず
18
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横井 信
青く澄みそっと流れる秋風にやさしく空を掃くススキの穂
17
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茂作
早池峰のまだ見ぬ峯は霞にて なほ花おもふ遠き山越え
17
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久迷仙人
ありたけの命を鳴いてセミむくろ 手向けの雨に濡れて安らぐ
10
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ななかまど
手鏡に写り込みたる達磨が言う夏が過ぎたら気持ち老いたか
16
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滝川昌之
腕時計スーツ車を我慢した子に遣うため同志の妻と
16
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茂作
たまさかに食ふものにもが珠洲の海の 朝に採りたる蛸のつくり身
14
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横井 信
山へ入る信号を待つ十月の雲の隙間の雨後の夕焼け
13
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ななかまど
我のこと時に小さくさらけ出す一期一会の旅の出会いに
16
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音蔵 雅秀
昔より 啄木の歌 心沁む 彼の域追へど 路遥かなり
6
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横井 信
晴れていく空気の澄んだ雲間からやさしくのぞく十六夜の月
16
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へし切
鶉鳴く古りにし里の秋風に尾花なみよる深草の宿
17
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茂作
白玉が消えぬやうにと近づきぬ 淡きあやうし秋萩の花
17
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恣翁
両肘に頬を支へて 目を瞑り 老妻の常の繰り言を聞く
12
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杜鵑草
なにとなく秋は寂しき心地して狹庭の虫とたはぶるるかな
12
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滝川昌之
もの想う歩く棚田は黄金色染めて優しい秋の午後の陽
16
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ななかまど
風に揺れ雨に打たれる乱れ萩ことば少なの人と見る庭
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