河のほとりのお気に入りの歌一覧
柊+
廃線の鉄路を覆う夏草に 風が渡すは遠いお囃子
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柊+
ほおずきがちりんと音をたてそうな 白漆喰に歌う夏風
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ななかまど
渓谷の細き流れに身をゆだね一葉の長き旅の行くすえ
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ななかまど
歯切れよく応えんとして天あおぐ脳の何処かにしまいし言葉
11
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ななかまど
ひとり来てあれこれ思う珈琲の香りのなかを豆を擦る音
10
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ななかまど
青ばたの豆腐を買いて良しとせん一人留守居の今夜の肴
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ななかまど
祈る事日増しに増えて祈るしか出来ないことよ異常な気象
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あぶく
譲り受く母の日傘の裏地には小傷のちさき繕ひのあり
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灰色猫
近江ではすき焼きの事じゅんじゅんと呼んどったりして美味しそうやん
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灰色猫
開催か中止の論議が観客の有無の論議にすり替わってる
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灰色猫
冷水のシャワーが焼けた肌を打つ少し痛くて少しさみしい
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灰色猫
亡き父へ供えるスーパードライ買う父が愛した瓶入りを買う
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只野ハル
流れてる日々変わらずに流される低い方へと枯れ果てるまで
7
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只野ハル
今更のアメリカザリガニミドリガメ特定外来生物指定
3
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只野ハル
雨の中スカイブルーの雨傘を見上げてみれば空が泣いてる
6
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只野ハル
雨音をひとり聞きつつ眠れない夜の底這う貝のようだと
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シダ
いとふりて心も今はあらざればちぎりのこともならじとぞ思ふ
5
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シダ
年ふればなりも変はれることなれば音なひしをぞ覚えまほしき
6
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シダ
花芽吹き人も華やぐまちなみをうしと歩みてやがてかへらむ
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柊+
ぼくがまだ少年だったあの夏は もの想う日など来るとは知らず
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