大獏のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
寂しげな母をみるのが辛いから眠りにつくのを待ちて部屋を出る
32
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灰色猫
AIも人が作りしものなればそこには必ずゴースト宿る
16
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紫草
年々に母娘のかたち変わりゆき檸檬の花の香る夕べよ
27
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灰色猫
祈るごと鎌を合わせて餌を食む蟷螂どもに我が罪を見る
18
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灰色猫
一面の田という田からこだまする蛙は恋を謳歌してをり
27
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恣翁
横顔は 斜め後ろゆ射せる陽の 逆光線の中に埋もれぬ
25
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石川順一
早朝にシーディーアールとインク買ふ決済するまで微熱が続く
13
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紫草
頬杖は頭蓋支うか心だろうか生きたいように生きるも難し
20
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舞
散る花を愛でるごとくに濡らしゆく音無く降りし雨のひと夜は
19
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滝川昌之
かけ戻る孫に日傘を差し出して肩にうなずき汗にうなずき
26
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詠み人知らず
目をふせて恥じらうように黙り込む昭和の香る茶房の二人
37
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詠み人知らず
紫陽花の雨にうたれし軒ばたで蛙我が世を楽しみており
38
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中野美雄
明けてなほ雨しとしとと降るなへに螢袋はほの白く咲けり
29
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灰色猫
幾千の手紙が空から降る夜に郵便ポストは役目を終える
16
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灰色猫
海、そしてあなたが眠る深海の青き毛布は闇に乱れて
17
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恣翁
鮮やかな襷掛けたる娘らは うちささめきて 田の神待てり
21
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千映
「帰りたい」帰れないけど帰りたい堂々巡りの母との会話
16
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恣翁
誇るがに 浜昼顔の咲く空に 鼓動のごとく 波音聞こゆ
25
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灰色猫
ほとんどが柔らかさで出来ているおとうとが食むマシュマロプリン
14
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灰色猫
憧れが憧れのまま終わった夜こころの奥の灯台守が泣く
18
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