ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
舞
鰊小屋夢の跡には一二羽の鷗鳴くなり北浜の空
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茂作
宗治が果てにしあとを弔へば 堀の水には蓮の花咲く
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うすべに
風はもう夏をふくんで南から 頬にかすかな海辺のかおり
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滝川昌之
渡れてた川の飛び石向こう岸あの少年の夏の日を追う
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痴光山
梅雨ちかき緑の公園の樹々の下 静けさ浄むる十薬のしろ
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ななかまど
夏の夜は短かすぎます恋焦がれ恋歌に灯す線香花火
12
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へし切
名を違へ可憐なる花いぬふぐり生きねば生きねばとなほ蒼い
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美生子
ふるさとの海で作りし塩飴を仲間と分ける夏山登山
12
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舞
ほのやかに皐月の夜の薄闇の香にも色あるリラの花房
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茂作
かどの家の白の芍藥咲きにけり 病みしあるじは未だ歸らず
15
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うすべに
半袖であそぶ小川の水ひかる 夏の少女の髪をすかせて
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敦希
出づ色に衣染めしか花のころ 君想ひ離れぬ迎ふ季節も
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痴光山
顔そっぽ、冷眼視、喃語、すり寄りと 青葉の陰の野良猫に業あり
3
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滝川昌之
ワイシャツのまくった分の前腕のやる気を評価する紫外線
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ななかまど
霧雨が青葉を濡らし振り継げば外へ誘う心湿りおり
11
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美生子
時々は楽しいこともあるけれどやはり眠いよ施設の夜勤
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へし切
銀色にその肚みせて魚跳ねて川辺を行けばこころは踊る
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舞
異世界の 冒険者なう ランドセル揺らし駆けゆく 子どもたち皆
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茂作
飯食ふて端居しをれば因幡より line屆きぬ人逝くとあり
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KEN
点る数 頻り落つ音を引かれ零 桐花宿す霧雨の露
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