祈り花のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
ドングリをむさぼる栗鼠のホッペタの小刻み止まず幸せいっぱい
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滝川昌之
ヘリウムガス吸ったがごとく裏返り第一声でどじるプレゼン
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滝川昌之
見えるけど口は出さずに手も貸さず失敗させてはそこに寄り添う
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滝川昌之
全身の生命力を伝え来て赤子の握る吾の指熱し
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滝川昌之
高くなる空へと立てば半分は初秋の風にちぎれゆく雲
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滝川昌之
好かれたと踊っていたのは勘違い酢豚の皿に残るパプリカ
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滝川昌之
蝉時雨止み 二、三度低い風の後の 澄ます静寂に遠い雷
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滝川昌之
途中から遊びに変わる水撒きの子らが奪り合うホースきらきら
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滝川昌之
駒板のずらしと弾む包丁と蕎麦の香りは切り角に立つ
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滝川昌之
緑々と夏のまといを残しつつ蜩カナと暮れる山肌
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滝川昌之
君つけて俺を呼ぶ女子 同窓会 お盆にかえる女子に男子に
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滝川昌之
向日葵の花粉に埋もれ蜜蜂はケチャップつけた幼子のごと
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光源氏
鐘寒き納骨堂に手を合はす涙のごとき雨に濡れつつ
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滝川昌之
木の匙でシロップだけのかき氷 駄菓子屋 互いの舌見せ合って
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弥栄成就
半月を 見るぞ寂しき 君なくば 吾が身半身 欠けると思えば
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滝川昌之
更新はあと一、二回判断がまともなうちにハンドルは置く
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滝川昌之
儚きは薄日が落とす蝶の影 羽化も乾かぬ舞いの危うげ
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滝川昌之
夏の朝 近くの軒の虫かごの西瓜の腐臭 撒き水の音
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滝川昌之
アスファルト仰向けの蝉 叶わずに七年願った樹木葬さえ
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滝川昌之
青銅の屋根と競えば境内の木々の若芽に初夏の煌めき
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