灰色猫のお気に入りの歌一覧
千映2
桜茶に出来ぬ重たい花びらが下向き訪問客に愛嬌
5
もっと見る
へし切
たましひを枝に残して落ち椿 恋のほむらは散りて知るらむ
16
もっと見る
横井 信
雨行けば桜の花もほころんで新たな本の表紙をめくる
13
もっと見る
もぉりもり
「虐殺に加担」と言えば「どうやって?」笑いさざめくスタバのみどり
1
もっと見る
千映2
一筆箋桜一輪咲かせたり催花雨待てずペンを走らす
7
もっと見る
バジル
甲斐甲斐しく巣立つ息子の世話を焼く やっぱり君の歌を詠んでる
15
もっと見る
恣翁
いつかしら 障子に月の射し掛かり 春の夜ぞ 然も冴ゆばかりなる
11
もっと見る
海野 冬雪
若者が逝きて形見分けの靴 まだあるだろか私に道が
2
もっと見る
艸介
白に澄み青に透くよな冬の香に パステルを塗る春が嫌いだ
13
もっと見る
朝野沙耶
「ほら、月がまあるいですよ」ほんとだね、今夜もきみが主役なんだね
17
もっと見る
恣翁
真鍮の火箸描きし 灰の上の無意味な記号 慌てて消しつ
15
もっと見る
横井 信
打ち合わせばかりの続く雨の日にそっと芽を出す道端の草
11
もっと見る
しらず
おつとめ品のシールはがした洋菓子を一日遅れに供える仏に
6
もっと見る
兎桃
我も詠むライ麦畑のホールデンアリーのミット寿ぎしよに
2
もっと見る
音蔵 雅秀
パパパパパ 唯一覚えし言葉なり 言葉無き子が パパのことらし
6
もっと見る
谷真澄
左右逆に靴履いたときの気味悪さ感じていたんだ君との日々に
6
もっと見る
小林道憲
冬越しの灰色のなかに芽吹きたる よもぎの青をいとおしつ見る
5
もっと見る
横井 信
週末の疲れて帰るバス停でそっとそろえる感情の色
12
もっと見る
バジル
買い物のメモには玉子 妻曰く「卵と書いたら途中で割れる」
19
もっと見る
朝野沙耶
意味の雨 言の葉の槍 正論は正しいけれど正しくはない
11
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[4552]