ゆびきゅのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
種もみをわけてあげし黒米の稲穂みのりて友よろこびし
8
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ゆき
決定的瞬間カメラを持ってなく31字の写真に収める
3
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薫智
揺れながら彷徨いながら歩んでる貫く道に辿り着くまで
11
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透
夏過ぎてどこか冷めたる体温に熱病の日々ただ懐かしく
5
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詠み人知らず
天高く遥か宇宙を思へども大気圏までたかが100キロ
12
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半格斎
身を沈め手觸りやさし湯の中にひとひの終はりをおゐて歸らむ
20
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falcon
道ゆけば人は振り向くマロニエの光と影の二十歳の巴里よ
16
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四季野 遊
言の葉を荒ぶる風に震わせて大和言葉は遺品になりぬ
10
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聴雨
やはらかき声色が好きと囁かれけふを佳き日とおもふ午後二時
12
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飯田彩乃
したくてもできないならいいできるのにしないのはすこしむずかしいから
5
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浅草大将
過ぎゆきし嵐のあとに白露を数多置くなり野辺の夕暮れ
10
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リンダ
「もう病むな」電話の最後でとどめさす上から目線、厳しくもあり
8
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ふきのとう
乗り物好きの男の子祖父に抱かれ乗りたげな顔で電車見送る
7
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有為
夕涼をおきて散りぬる山風にこころもとめぬ白露のあと
6
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只野ハル
あんなコトやこんなコトのあとさきキスの味わい意味合い異なり
3
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舞
始めての人でなくとも 今だけは最後の人と思ってほしい
3
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ムラサキセロリ
ほら見てあたしわるいこだからオテアライだってひとりで行ってやるのさ
9
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東娘
息ひとつつきたるような紙片落つ一00円の棚に歌集の在れば
32
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みずたまり
午後になりいよいよ雨風さわぎ立てつひにかくれし夏を弔ふ
11
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羽
きみの目に波うつ海があふれだす頬を寄せればほろにがい水
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