三沢左右のお気に入りの歌一覧
詩月恵
曖昧なきみの唇ほんとうの好きが知りたい いま秋立ちぬ
6
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falcon
長崎と聞かねば知らずどこにでもあるような街人は行きかふ
7
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只野ハル
経あげる僧のたまえりエアコンの仏間にあるは極楽浄土
4
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只野ハル
スーパーに涼を求めて逃げ込めど財布の紐は緩めないのだ
3
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河のほとり
色かはる野べのけしきは見えねども秋をまづ知る夕暮れの風
18
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横雲
見詰ればうなづき交わし奔る蟻秋まつ程に身のこがれつる
3
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桜園
暑き夜に幾度も寝返り繰り返し夜明けを待ちぬ歌を見ながら
14
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紫草
来し夏の眩しき光の陰にある淋しきものを呼ぶやかなかな
15
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恣翁
寝ねがてに 川の畔を廻れば 行く人稀に 月傾きぬ
18
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聴雨
君がため歌詠むここち夜もすがら雨音なども指折り数へ
13
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紫苑
ぬばたまの黒き羽ゆゑオディールと呼ばるる鳥の群るるをえ見ず
6
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リンダ
指先と目配せだけで成り立った関係こわし闇にいざなう
5
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もなca
今何を思っているのオレンジの火玉ぽとりと落ちて沈黙
12
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じゃこ
美女と野獣ウィークは終わり来週は眠れる森の妻ウィークです
3
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芳立
かく君は三とせ過ぐしぬあだし野になびかば花の咲くべきものを
7
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まるえふ
米炊ける蒸気の横で卵割る弁当男子の朝は忙しい
13
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紫苑
をみなへし群れ咲きにけり置くつゆのたもとに誰をまつ虫のこゑ
12
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詠み人知らず
くれなゐの波をくくりてゆく路はあまりて遠きかなしびの道
18
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光源氏
うつせみの人の心も知らずして雲居のよそに隱るゆふぐれ
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ふきのとう
原爆の悲惨さ伝う語り部の平和願うを受け継ぐわれら
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