三沢左右のお気に入りの歌一覧
葵の助
もう一度つけた火は熱かったけど夏はかたちを変えてしまった
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ケンイチ
旅ぞらの満つかなしみのさ中にてけふこそ此処に吾は涯つべし
14
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五穀米
帰り来て化粧を落とす緊張の解けしときのわが世わが夜
9
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ケンイチ
海ふかくあなたの声はさ迷ひてわたしは空の風を見てゐる
15
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紫苑
夾竹桃の梢はつかにうなづく日わがたくらみの美しくあれ
10
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紫苑
「穏やかに暮らしています」便箋のあじさい花に滲む強がり
19
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紫草
わが娘嫁にほしいと来し男はやはり夫に似ていて可笑し
19
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葛山葛粉
この恋はフィクションでしたと終わらせて本棚をまた整理している
7
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村木美月
三日月がにっこり笑う幸せにおなりなさいと母そっくりに
13
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村木美月
はじめての喧嘩で君に詰め寄って泣きながら言う「抱きしめなさい」
11
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どるちぇ
簡単には 予定を入れられないでいる らしくないこと分かってるけど
5
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たんぽぽすずめ。
肩を組む女子六人の円陣がほつれど残るファイト日本
12
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白亜
陽のなかにひりり、ゆびは冷たくて だれかの傷に触れてしまった
11
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白亜
雨そそぎ 海にかへりゆく果てに夢の汀に寄するとおもふ
10
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詩月恵
甘夏の匂いに思い出す時代 きみがわたしのせかいのすべて
6
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詩月恵
ゆっくりとわたしはわたしに帰るからあなたもあなたに戻れば良いよ
35
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詩月恵
微睡みの午後にこぼれる涙つぶ水面に浮かぶきみは睡蓮
5
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詩月恵
首筋を這う唇に溶かされてきみのかたちのわたしになるの
8
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餅野ロン代
髪型が変わったのにと嘆くひと黙っていたけど気づいてました
4
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みづ子
結ばれないための出逢いがあることを知ったがわかりたくはなかった
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