香魚子のお気に入りの歌一覧
庭鳥
頂上へ農夫指差す近道は石が転がる棚田畦道
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有為
逢ひきたる春や有明よもすがら桜心地の明日の月かな
22
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螢子
次々と新しきこと考うる君がつむりの柔らかさ知る
11
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螢子
幾重にも花びらかさねるオトメツバキカメリアと言ふ名そのままに
7
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羽
かなしみは欠片も見せぬ桜木の下を歩めば空向くこころ
19
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リンダ
気まぐれな笑顔むけられ頑なな心の鍵が外れてしまう
15
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紫苑
まだ君に恋をしてゐる 胸そこひはつかにさくら散るおとを聞く
18
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まーちゃん
夢枕花にもまさるひとときをけふの貴方は何をおもはん
5
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まーちゃん
ひとひらの風に舞ひたる花瓣を手に取り我は今を生きる
6
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まーちゃん
春雨にうたるる華の美しさ穢土の悲しみ流れゆくかな
8
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浅草大将
風通ふ同じ夢路はむかしにてあはで消えゆくうたかたの恋
10
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詠み人知らず
二時になる先に寢てろといふ夫を寢ずにまちつつ歌詠むわれよ
17
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ムラサキセロリ
ターミナルにながれる涙のみほして大きくなったね八重洲北口
7
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島祝
蓬莱の千木は散れども天母なる名こそ殘りてなほ聞こえけれ
18
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浅草大将
胸のなか泣く木枯しにあきはててさらば昴と我はゆく春
13
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螢子
菜の花の黄色の中に揺れる未来明るく清く爽やかであれ
16
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浅草大将
津の国の何はともあれ長らへて涙ながすによしあしもなし
9
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詠み人知らず
春霞たゆたう余韻抱きながらうすはりグラスにそっと唇添ふ
3
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浅草大将
ここにある幸を噛みしむ人の環に支へられつつ歌詠む我は
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薫智
新人を連れて一緒に歩いてくあれ今僕らビートルズだね
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