やねうらねこのお気に入りの歌一覧
キタハラ
傷ついて死にたくなったら困るので防弾チョッキ着ておきますね
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紫苑
海の面と飛びゆく雲の逢ふところ夜のまらうど身を起こすらし
19
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羽
花咲いて花散るまでのはかなさを重ねた指にたしかめている
18
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羽
駈けのぼる空の頂点ゆっくりと宇宙にしずむ膝がまぶしい
15
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羽
耳もとをかすめるきみのさよならに誘われたから西風になる
15
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羽
剥きだしの感情ひとつ抱きしめて流されてゆく渋谷坂下
24
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羽
群れにいる覚悟むれから出る勇気もたざるものが沈む水底
22
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羽
春という本のはじめのページには飛行機雲のしおりをはさむ
34
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羽
ふたりして迷ってみたい桜闇そこで季節が終わっていても
30
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羽
セロリきらりきみどりパセリふかみどりひとりのランチ春はゆっくり
29
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羽
戦わぬ属性なのだと言い聞かせ虚心をたもつ真夜中もある
28
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羽
うつくしい森ひとつ越えてきたような今朝のあなたのひかるくるぶし
34
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羽
カレンダーやぶく季節の裂け目から未来のようなものの手ざわり
36
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羽
待ちきれず素足になったつま先がひかりはずませ夏の入り口
36
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薫智
知らずとも一度はディープパープルを聴いているはずあの旋律を
14
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卯月
街角で猫とニアミスするような奇跡を重ね僕らは出会う
20
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紫苑
ねぇといふかたちにひらく唇にふくむ山桜桃ほどの恋情
23
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林ユキ
雪うさぎ ぐるり巡った日時計を とび越し消えていった あおぞら
14
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林ユキ
顔のない街に沈んだ銀色をともして集ふ幻燈の夜
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林ユキ
海にふる雪を見てゐる円窓にかもめの白がかすみゆくまで
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