やねうらねこのお気に入りの歌一覧
羽
つなぐ手に水風船をからませてふたりで聞いた遠い波音
26
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まるたまる
些細なる夫の言葉に傷ついて洗濯機前指定席で泣く
68
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卯月
もう一度あなたに出逢うもう一度誰かを深く傷つけてでも
7
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紫苑
抱き上ぐる仔猫の胸に触るるあさ河野裕子の逝きしを知りぬ
34
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音波
書きかけの手紙をしまう 夏の夜の感情線からどこへも行けず
9
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詠み人知らず
翼さえあれば星にも届くだろう 飛ぶ苦しみを僕は知らない
13
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薫智
姪の眼は吸い込まれそうな色してるその輝きに癒されている
13
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キタハラ
この愛はフィクションであり約束や言葉はいつか嘘になります
14
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紫苑
行き倒れに似たるものかはかざす指取りもあへずに蝉あふのけり
21
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紫苑
食べものの尽きてふた月消える声繰り返される「誰も知らない」
35
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薫智
ツンツンと猫の頬っぺたつついたら指先舐めてニャアと睨んだ
17
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由良
言いかけたコトバをそっと飲み込んで土に還った春の淡雪
17
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由良
寝室のカーテン開けたら真っ青な空と一緒に飛び込んで来る夏
13
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由良
太陽の光が当たらず真っ暗で寒い星でも星は生きてる
7
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由良
絡まってずっと離れぬDNAそんな風に君と生きたい
10
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由良
これ以上誰も傷つけない為に涙の粒の先端は丸
93
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詠み人知らず
想い出は一陣の風さよならと書き残しても波が消すだけ
9
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卯月
一緒ならきっと幸せ終末に気づかぬ街の夢の中でも
8
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紫苑
グワッシュの震へる線は伸びちぢみ二度あやまちの雲を象る
16
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薫智
日光の滋養を浴びて天然の熟れた青森産の僕です
16
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